エレベーターの保守点検・メンテナンス
きめ細かい保守点検で、ランニングコストを削減。

保守点検・メンテナンス

エレベーターの「メンテナンス」「保守点検」とは

保守点検を通して皆様に安全と安心を。
もしもの時は、24時間365日駆けつけます。

コーリツでは、エレベーターを安全な状態で長く乗っていただくために、高い安全基準を保ちます。
部品の摩耗や金属疲労、故障の原因となる細かいチリ・ホコリを見逃すことなくメンテナンスを行いご報告します。
また、保守点検前に、総合点検を実施しております。

エレベーターの事故は命に直結することが多く、問題が起こった後では取り返しがつかない場合が多くあります。日常、エレベーターが正常に動いて当然と思われる(当たり前の安全)を継続して確保するためにミリ単位で気を配り、メンテナンスを行います。

エレベーターの保守点検に、お困りのことがありましたら、一度ご相談ください。

メンテナンスの流れ

メンテナンスの必要性

法定償却耐用年数(税法上)は17年で、エレベーター・リフトは多数の機械・電気部品によって構成されているため、ご使用されている間に磨耗や経年劣化が発生します。

第8条は建築物の所有者、管理者又は占有者は、その建築物の敷地、構造及び建築設備を常時適法な状態に維持するように努めなければならないと定めています。

エレベーター・リフトを長年に渡り適法な状態に維持・保全することが保守点検の目的です。

摩耗の例

法①チリ、ホコリなどによる無数の傷や損傷。
これが積み重なり磨耗が発生いたします。

②機械・電気を問わず各部品は材質の強弱によって構成されています。
例えば扉のレールとガイドシューではガイドシューの材質を弱いものを使い扉本体を長持ちさせるなどの設計を行います。

この関係上発生する磨耗など、弊社では保守点検契約をご用意いたしておりますが、その契約前に必ず、総合点検をご検討いただいております。

ほか経年劣化するパーツ

  • 滑車
  • ワイヤーの破断
  • 縄痕の発生
  • オイル
  • ガイドローラー
  • ガイドシュー(地震が起きたとき脱レール原因となる)
  • 電子装置(古い電線の断線が起こる可能性あります)

総合点検では、設計当初の状態を 維持・保全するため設計当初の状態とどこが異なった状態であるのか等を お客様にご説明・ご報告いたします。
長く安全にお使いいただくために、定期メンテナンスをおすすめします。

滑車に縄痕が発生した例
縄痕が発生した滑車の例
ワイヤーの破断
ワイヤーが破断した例

保守点検項目

コーリツのエレベーターの保守点検は、どんな小さな劣化や摩耗も見逃さず、メンテナンスを行い事故や故障の原因をとりのぞきます。

重大な事故原因となる摩耗や劣化をくまなく点検

昇降機は機械部品と電気部品で構成されています。 保守点検時に各部品の状態を是正することにより 各部品を正常に機能させます。

次のような危険性が、金属疲労や磨耗、また衝撃や長年の使用からくるボルトやナットの緩みによって発生します。

①着床誤差の発生
②カゴのがたつき
③着床時にドア開閉不可能
④落下防止器の機能が不全になる

こういった危険性の回避にも、日常の定期メンテナンスが必須になり、法律でも定期検査が義務付けられています。

保守点検項目

  • 寸法チェック
  • ワイヤー触診
  • 変な音(異音)のチェック
  • もともとと何が違っているか
  • 汚いオイルの交換
  • ドアの周囲の溝にごみが詰まる(ドアが閉まりきらない)
  • スイッチ関係(5年、約2万回(部品メーカーからの保証)を基準に交換)
  • オイルの点検個所
     ワイヤー
     滑車
     モーターの可動部分
     オイル漏れ
     オイル劣化
     シリンダー
     パッキンの劣化による油漏れ(パッキンは平均7,8年で交換)
ガイドレールへの給油
ガイドレールへの給油
スイッチの手入れ作業
スイッチの手入れ作業
ワイヤー触診
ワイヤー触診

摩耗の原因となるチリ・ホコリも見逃しません

昇降機は機械部品と電気部品で構成されています。
その為、意外と多く、直ぐに溜まってしまうチリやホコリは天敵となります。
ズレや金属部の磨耗、またドアの開閉部の故障など、多くの故障の原因になり、見落とすことで大きな事故につながる事もあります。

レール断面図

機械を整備することは製品寿命の延長の基本作業です。

コーリツのメンテナンスでは、常に清潔に保ち故障の原因になる小さな事でも取り除き、エレベーターが常に最高のパフォーマンスをだすことが出来るように全力で取り組んでおります。

ワイヤーロープの強度検査

ワイヤーロープは、エレベーターのカゴを吊る特に重要な部品です。
保守点検では、ワイヤーの強度や劣化をはかるために、素線が切れだしたり切れそうなワイヤーを交換しています。

ワイヤーロープは細い線材を撚り合わせた断面で 構成されています。
この細い線材1本1本(素線と呼びます)により 荷重を受けているので、 その1本が切れると他の線材への負担となります。
そこで保守点検時に素線の破断が無いかを確認いたします。
ワイヤーロープは素線が切れだすことにより、耐用限界を明確に知らせてくれるので、弊社では標準部品として使用しております。

エレベーターを長持ちさせる

エレベーターは、普段の取り扱いに気を付けたり、きれいに清掃しておくことで、より長持ちします。

  • 扉の開閉時の衝撃に注意
  • 出し入れ時に慎重に(事故の原因)
  • 日々清掃

上記のほか、夏場はゲリラ豪雨などでピットが冠水してしまわないよう防水処理を行うなどの処置が必要です。

コーリツのメンテナンスポリシー

昇降機は他の製品と大きく異なる点として、建物と同じく使用期間が長いことが特徴として挙げられます。(法定減価償却期間は17年です。)適切で確実な保守を行うことにより、長くお客様のお役に立てるものとなります。

保守を技術的にも確実に行うことが重要ですが、第三者から見たときにその技術の判断はとても難しいものであると考えられがちです。

コーリツのメンテナンスポリシー

コーリツでは基本的には本ペ-ジで記した事項が的確に出来ているかが判断の基準になると考えております。また、保守点検に関する疑問やお悩みには、わかりやすい説明でお答えします。

お客様が昇降機を長く安全にご使用いただくため、基本的な作業を確実・正確に行っております。

メンテナンスの様子

ムービー

コーリツのエレベーターメンテナンスの様子を動画でご覧いただけます。

エレベーターの天井部分に集約される昇降機の装置や扉の開閉装置、構内の滑車やワイヤーの点検など、安全に関わる重要な部分を点検し、同時に故障の原因となるほこりの清掃や潤滑油の充填など。

制御盤の点検

エレベーターの集中制御盤の点検、エレベーターを管理する大量の電気配線の正常稼働の確認、コードの経年劣化の有無の確認などを行います。また、ショートの原因となるほこりの清掃やスイッチのオンオフの正確性など、エレベーターが正常に稼働するための管理システムの点検を行います。

給油

動画にあるエレベーターの扉開閉装置に限らず、全ての稼働部分には金属同士の接触が発生し、時間が経てば経つほど金属の摩耗やエレベーターの震動の原因が日々生まれます。給油を定期的に行うことで車のエンジンオイル同様、エレベーターを正常にまた安全に稼働させることができます。給油を怠ったり古いオイルを使い続けたりすることでエレベーター部品が故障し、安全性を損なう上、エレベーター部品の交換頻度が高まり、エレベーターの保守費用が膨らんでしまいます。

稼働部分の動作確認

エレベーターは1mmの単位で揺れを制御しており、1mmずれただけでエレベーターは昇降時に揺れてしまいます。スムーズにエレベーターが昇降するためには、ワイヤーやベルト、おもり、滑車、ネジ一本においても、ずれや緩みが発生しないよう定期的に点検を行い、調整していく必要があります。

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